米国の資源大手企業に、クリフ・ナチュラル・リソーシーズ(CLF)という会社があります。アメリカ国内外で鉄鉱石や石炭などの採掘を手掛ける企業です。ではここで、過去10年間におけるCLFの株価推移に注目してみましょう。なお、CLFの株式は2006年7月に1:2、2008年5月にも1:2の株式分割をしています。そのため、分割以前の値に言及する場合、その当時に記録した株価をそのまま記すとその推移が把握しづらく、混乱をきたすため、ここでは現在の株価に換算した数値になおして述べることにします。
さて、10年前となる2006年、CLFの株価は25ドル前後の水準で安定した推移を続けていました。2007年を迎えるころから上昇傾向に入り、年の後半には50ドル越えを達成します。2008年に入っても上昇の勢いは止まらず、年の中盤を迎える前に120ドル水準に達します。これはこの10年における最高値水準です。しかし、2008年の後半には急落し、再び25ドル水準にまで値を下げてしました。これまでの上昇分をすべて打ち消すほどの下落です。とはいえ、2009年に入ると株価は再び上昇し、2011年の前半には100ドル越えを達成します。ですが、上昇の勢いはここで止まってしまいます。この後の約5年間は下落傾向が続きました。2014年の秋には10ドルをさえ割り込んでしまい、一時の10分の1以下にまで値を下げます。ところが下落はまだ止まりません。2015年に入っても下落を続け、2015年末を1.58ドルという終値で終了します。低迷する株価は2016年に入ってもさらに下落し、1月12日には1.20ドルという安値を記録しました。これは直近1年間における52週安値であるだけでなく、過去10年間における最安値です。

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